ナイフの缶詰

心は少年、身は中年。常に好奇心を持ち、全てのものに感謝しながら、気づいた事を書いていきたい。

ゴッホとゴーギャン展  行ってきました。

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『ゴッホとゴーギャン展』 上野・東京都美術館で開催中【TBS】

 

会社休んで、平日に行ってきました

全然予習しないで行ったけど、すごく楽しかった。

ゴッホって、小さいころから親の手を煩わせてばかりで、勉強もろくにできない親戚のところで働かせても全然役に立たない人だったんだってさ。今でいう多動かな?

で、絵をかいて心を落ち着かせるんだけど、見たものを忠実に書くのが彼のスタイル。弟のテオに生活を面倒見てもらいながら、南フランスで創作活動にはいる。

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これも展示してあったけど、素晴らしかったですよ。晩年のうねったような作品もいいけど、このころの心穏やかなゴッホの絵も本当に素敵です。

 

一方ゴーギャンはデフォルメして自分の心情を絵にすることこそが大切と思っている。

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絵の真ん中に書かれている女性、実は博物館で見たミイラだそうです。見たものを忠実には書かないし、そんなことに意味はないと思っている。

 

ただ、現実的なのはゴーギャン。ビジネスマンとしても成功したこともあり、いわゆる常識人。そんな彼をゴッホはラブコールで南フランスへ迎え入れ、二人の共同生活が始まった。

知らなかったんだけど、有名なひまわりの連作ありますよね。あれってゴッホがゴーギャンを迎え入れるために部屋に飾ろうと描いたものだそうです。つまりあのひまわりはゴッホにとってゴーギャンそのもの。そんな思いのこもったひまわりだったそうです。

知らなかった

 

料理をやらせると、ぐちゃぐちゃにしてしまう少年のようなゴッホと、父親役でしっかり者のゴーギャン。役割分担をして生活を始めたのですが、だんだん口論も多くなり、ゴッホの精神状態もおかしくなってくる。そして、最後はカミソリでゴーギャンに切りつけようと考えるが、それもできず、自分の耳を切り落とし、なじみの娼婦に渡すのだそうです。

ここでふと思ったんだけど、なじみの娼婦っていったいなんでしょう。

今でいうところのセフレなのかな?娼婦っていうくらいだからお金は毎回渡していたのかな?終わっても朝まで一緒にいたのかな?少し気になります。

この時代、独身男性は性欲のはけ口をこういうところに求めるしかなかったのでしょう

対するゴーギャンがどうしていたのかはよくわかりません。一緒に見に行った友達は「ゴーギャンはボーイズラブだったんじゃないの?」って語っていましたが、そうかもしれませんね。