ナイフの缶詰

心は少年、身は中年。常に好奇心を持ち、全てのものに感謝しながら、気づいた事を書いていきたい。

行ってきました! ピーロートジャパン 東京ミッドタウン オータムワインフェス 2017

雨の六本木

ミッドタウンで開催されているワインの試飲会に参加してきました

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ワインのことは、ほとんど素人並みの知識しかない二人組で参加

ミッドタウンのオープンスペースに設けられた、20台ほどの円形プラスティックテーブルとそれぞれに3-4脚のテーブル

受付で参加チケットを受け取り、所定のテーブルに通されます

座って待つこと1分

来ましたワインのバイヤーさん

いきなり、白ワインを小さなカップに次いでいただきます。

ここは、きっと、渋い顔をして飲むのが正解なのでしょう

口の中に広がる甘ーいグレープの香りを、苦虫をつぶしたような顔で流しのみ

隣の友人の顔をみると、美味しそうににっこりしています。

「どんなワインがお好みですか?」

とのバイヤーの質問に、持っている知識を総動員して答えます

「なるほど、かしこまりました、少しこのままでお待ちください」

そう言い残して、華麗なるバイヤーはシュピっと席を立ちます

そのすきに友達へアドバイス

「こういうところでは、おいしそうな顔しちゃだめらしいよ」

「二人で渋い顔して、たくさん飲んじゃおうぜ(笑)」

そうこうするうちに、バイヤーさんワインを小脇に抱えて戻ってきました

次に渋みが強いワインをいただく

「美味しいけど渋すぎますね」と答える

ボルドー、カベルネの中からおすすめの赤ワインをいくつかいただき

それからブレンドワインをいただく

エールフランス航空のファーストクラスで、出てくるヤツらしい

渋い顔をして飲むつもりが、ふと隣を見ると、こらえきれずににっこりしている

うん、確かにおいしいもんな。もういいや。

俺もギブして「これ美味しいですね」と素直に認める

するとバイヤーさん

「なるほど、わかりました、もう少しお待ちください」

そういってシュピっといなくなる

戻ってきた彼が手にしているのは2013年のカルフォルニアナパバレー

たしか、当たり年だったはずでは?いやいやこれは高いでしょ

試飲感謝!とありがたがって口に含むが、意外と軽い感じがする。あれ?さっきのがいいかも。でも、お家でもう少し寝かせるとかそういう技もあるのかもしれません。

 

さて、「でおいくらですかね?」

という話をしてみる。

1本あたりの金額は正直思ったより安い。自分の頼りない舌で想像した値段より3-4割は安いと思う。ちなみに2013のナパバレー、カベルネは8000円弱。安いなあと思う。

でもね、このフェスを開催している会社は、基本企業相手に行っているので、ダースで下ろすのが基本なのです。でもこのフェスのために12本単位でも受け付けるとのこと。なので例えば超お買い得なワインが一本4000円だとしても、4万8千円を払わないといけない。いや、たった4万8千円で素晴らしいワインが12本も手に入ると考えなければいけない。

 

ウーム、しばし悩む

ちょっと懐に余裕があったら、買っていたかもしれない。

でもねぇ、今日は友達とワイン浸りになるほうにお金を使いたかった。

「ごめんなさいね、一晩考えさせてください」

そういって僕らは席をたち、六本木のワインバーに向かったのでした。