ナイフの缶詰

心は少年、身は中年。常に好奇心を持ち、全てのものに感謝しながら、気づいた事を書いていきたい。

気に入った言葉たち その3

失礼な奴や君を大切に扱ってくれない奴と我慢してまで付き合う必要はない。君の事を尊敬してくれて大切にしてくれる人達を君も尊敬して大切にしたらいい。変な奴らと無理して付き合ってもストレス溜まるわ自尊心傷付くわで何も良い事ない。皆と上手くやる必要なんてないぞ。交友関係は狭く深くでいい。

テストステロン

 

大切に扱ってくれない人からの言葉を真に受ける場合、ともすると「アレ?悪いことしちゃったなあ」って自省の念が働くものですし、実際は複雑なケースも多いのでしょう。

 

でもねパンクロック的な考え方、基本的に好きです。

 

気に入った言葉たち その2

すべてを十分に知り得ないからといってすべてを疑おうとすること

は、翼がないからといって足を使おうとせず、ただ座ったまま死ん

でいくものの理屈と何も変わらない。

ジョン・ロック

 

人と話をしていて

何が本当のことかわからなくなることがあります。

話している内容が本当のことなのか見極めるのが難しくなることもある

 

逃げているやつは、言い訳が多くなるし、情熱のないやつに本物はいない。

 

でも、俺も評論家ぶらず、何かをやらねばならない

気に入った言葉たち その1

こわいのは質問だよ

ほっておけば、眠っている

訪ねてしまえば、起こしてしまえば

知らないものまで起きあがる

 

ダークファンタジーという分野を確立したジョナサンキャロルの小説から

 

質問には素直に応えることがモットーですが

時に嘘をついてしまうこともあります

ついた嘘が、その奥の本質を暴こうと動き出す

こうして話は進んでいくのですが

ハッピーエンドに向かっている気配はない

行ってきました! ピーロートジャパン 東京ミッドタウン オータムワインフェス 2017

雨の六本木

ミッドタウンで開催されているワインの試飲会に参加してきました

f:id:shownenknife:20170917213235j:plain

 

ワインのことは、ほとんど素人並みの知識しかない二人組で参加

ミッドタウンのオープンスペースに設けられた、20台ほどの円形プラスティックテーブルとそれぞれに3-4脚のテーブル

受付で参加チケットを受け取り、所定のテーブルに通されます

座って待つこと1分

来ましたワインのバイヤーさん

いきなり、白ワインを小さなカップに次いでいただきます。

ここは、きっと、渋い顔をして飲むのが正解なのでしょう

口の中に広がる甘ーいグレープの香りを、苦虫をつぶしたような顔で流しのみ

隣の友人の顔をみると、美味しそうににっこりしています。

「どんなワインがお好みですか?」

とのバイヤーの質問に、持っている知識を総動員して答えます

「なるほど、かしこまりました、少しこのままでお待ちください」

そう言い残して、華麗なるバイヤーはシュピっと席を立ちます

そのすきに友達へアドバイス

「こういうところでは、おいしそうな顔しちゃだめらしいよ」

「二人で渋い顔して、たくさん飲んじゃおうぜ(笑)」

そうこうするうちに、バイヤーさんワインを小脇に抱えて戻ってきました

次に渋みが強いワインをいただく

「美味しいけど渋すぎますね」と答える

ボルドー、カベルネの中からおすすめの赤ワインをいくつかいただき

それからブレンドワインをいただく

エールフランス航空のファーストクラスで、出てくるヤツらしい

渋い顔をして飲むつもりが、ふと隣を見ると、こらえきれずににっこりしている

うん、確かにおいしいもんな。もういいや。

俺もギブして「これ美味しいですね」と素直に認める

するとバイヤーさん

「なるほど、わかりました、もう少しお待ちください」

そういってシュピっといなくなる

戻ってきた彼が手にしているのは2013年のカルフォルニアナパバレー

たしか、当たり年だったはずでは?いやいやこれは高いでしょ

試飲感謝!とありがたがって口に含むが、意外と軽い感じがする。あれ?さっきのがいいかも。でも、お家でもう少し寝かせるとかそういう技もあるのかもしれません。

 

さて、「でおいくらですかね?」

という話をしてみる。

1本あたりの金額は正直思ったより安い。自分の頼りない舌で想像した値段より3-4割は安いと思う。ちなみに2013のナパバレー、カベルネは8000円弱。安いなあと思う。

でもね、このフェスを開催している会社は、基本企業相手に行っているので、ダースで下ろすのが基本なのです。でもこのフェスのために12本単位でも受け付けるとのこと。なので例えば超お買い得なワインが一本4000円だとしても、4万8千円を払わないといけない。いや、たった4万8千円で素晴らしいワインが12本も手に入ると考えなければいけない。

 

ウーム、しばし悩む

ちょっと懐に余裕があったら、買っていたかもしれない。

でもねぇ、今日は友達とワイン浸りになるほうにお金を使いたかった。

「ごめんなさいね、一晩考えさせてください」

そういって僕らは席をたち、六本木のワインバーに向かったのでした。

 

倚りかからず

茨木のり子の詩集を買った。

詩集を読みたいと思うのには周期がある。

みんなあるのだと思う。

僕の場合その周期が恐ろしく長い。

年と共にさらに長くなっている。

という事は、つまり、詩をよまなくてもよくなっている事

スマホでブログを読み、FBで最近の出来事を確認する

そんな日々の中で、詩集の需要がまた一つ(僕の中で)失われていく

 

倚りかからず

という言葉が気に入った。意味もなく共感する

強く生きた人の強い言葉を想像してみる

それから詩集をひらき、言葉を味わう

f:id:shownenknife:20170910171356j:plain

 

凛とした思想。風格。

 

他の詩集だけど、これも好き

 

f:id:shownenknife:20170910171901j:plain

 

いい詩に出会うと、何か新しいことを始めたくなります。

重くて持ち上がらないと思っていた腰が、ひょいと持ち上がるような

そんな不思議な力を与えてくれる

私は私の感受性を守り、研ぎ澄ましていかねばならない