ナイフの缶詰

心は少年、身は中年。常に好奇心を持ち、全てのものに感謝しながら、気づいた事を書いていきたい。

何もしていないとき、何をしているのか? その4

今回は人間の脳について

僕は長い間、体の不調を「ストレス」の所為にするのは、違うんじゃないかと思っていた。本来は原因が他にあるにも関わらず、これを見つけきれない医者が気休めというか言い訳で使う言葉が「ストレスかもしれませんね」だと捉えていました。

でも、脳の稼働率が高い状態が続くと、体に悪そうという事は容易に想像できるし、こういう状態が続く事を「ストレス」と置き換えて考えてもいいと改めて思った。100に貼り付けば生命維持に必要な30%から切り崩して持ってくるかもしれない。

恋愛や失恋でも人によっては精神疾患と同じ状況になる場合もあるし、逆に悩みも少なく平安な日々を過ごしている人は脳の稼働率が普段は高くないのだろう。さらには複数の悩みが頭の中でこんがらがっている場合もあるだろう。1つ1つは大したことのない負荷でも積み重なることで結果として高負荷になる場合もあるだろう。

思い悩むこと自体が問題ではないけど、解のない問題が、堂々巡りしている状態は好ましくない。これらの鎖を断ち切らない限り稼働率は下がらないのですから。

 

最近読んだ本に書いてあったのですが、アメリカの心療内科では薬を処方するケースが減少しているそうです。理由は投与したケースと投与しなかったケースで長期にわたり観察した結果、完治にかかる期間に大きな差がないことが分かってきたからだそうです。

 

「よく眠れません」とか「動悸が激しくて」に対して薬を処方するのが正しいとは限らないという事なのでしょう。眠る事で、ある程度脳を休める事にはなるのでしょうが、根本を絶たないと意味がないのでしょう。

 

つづく