マララの父ちゃん大好き。すげー
TEDを見てまたしても泣いてしまった
マララもすごいけど、父ちゃんもすごい
鳥肌もんです
発展途上国では、女性の教育は社会的に軽んじられています。勉強教えるというか、外に出すこと自体が、KYなイメージです。日本も明治、大正のころはそうだったといいます。女の子が生まれたら、家族全員肩を落とし、母親は罪悪感にかられる。13歳からは一人での外出は禁止。家の中に閉じこもって生活させられます。
こんな風潮の中で、マララの父ちゃんは娘を全力で育てます。彼はどうやら校長先生みたい。もちろん自分の学校に入学させて勉強させます。でも平和な時は長続きしない。タリバンによる圧制、女性蔑視、暴力、強姦、殺人が繰り返され、誰もが発言できない雰囲気に飲み込まれる。
そんな中で、マララは飛び跳ねる。英国BCC放送を組んで現状を世界に届け続ける。おやじは影で見守り続けるわけですが、この活動の結果、
マララは至近距離で頭部を狙撃される
お父ちゃんの張り裂けそうな悲しみが、凛としたプレゼンの中から聞こえてきます。彼は自分の育て方が間違ったのではないかとマジで悩んだそうです。おそらくいまだにひどい後遺症も持っているのではないかと思います。それでも笑顔で未来に立ち向かうマララちゃん。
やっぱスゲーなこの親子
プレゼンの最後のおやじのセリフ、聞いた瞬間涙がだーーーーーーっと出ちゃいました。ネタばれになりますので、ご自身で見ることをお勧めしますが、このブログの最後に引用します。
親愛なる兄弟姉妹の皆さん 私達がマララから学んだことは 最も困難な時でさえ 立ち向かっていく力です 皆さんに ぜひお伝えしたいのは マララが 子供と女性の権利を取り戻す 希望の象徴であったとしても 普通の16歳の女の子と 何ら変わりないことです 宿題が終わらない時は 泣きますし 弟達と喧嘩します 私には それがとても嬉しいんです
周りの人達から マララみたいに強くて 勇敢で雄弁で 落ちついた子供の 育て方の秘訣を聞かれます私の答えは 「私が何かしてあげたのではなく あることをしなかったお陰でしょう
彼女の『翼』を切り取らなかった それだけです」
わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
- 作者: マララ・ユスフザイ,クリスティーナ・ラム,金原瑞人,西田佳子
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2013/12/03
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