エクササイズ再考
この数年、部屋で筋トレするのが好きでいろいろと試してきました。
昔はジョギングやサイクリングがメインでしたが、膝を壊してから有酸素運動はあきらめることになったのでした。
その結果、
腕は(前より)少し太くなり
腹は(前より)少し凹み、
背筋も(前より)少しはまっすぐになりました。
そして、食事制限の方が大事だと聞き、炭水化物の摂取を減らし、タンパク質を多くとる食生活に変え
体脂肪率は(前より)少し減り
昼食後眠くなることもなくなり
朝の目覚めが良くなりました
でも、絞り切れているか?というと、そうでもない。たるんでいる。
少し効果が出るとさぼりたがるのが僕の悪いところ
筋トレもルーチン化すると退屈になるし
低カロリーの食事もすぐ飽きる
youtubeで見るかっちょいい肉体美には程遠く、それに追いつける気もしない。ましてや片手で懸垂なんかは夢のまた夢。生涯かけても無理だろうなあと思っていたのですが。
最後の賭けに出てみようかと、この本を見て思ったのでした。
プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ
- 作者: ポール・ウェイド,山田雅久
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2017/07/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本の著者は懲役20年くらい食らってる、(元)極悪人
アメリカの刑務所に収監されていて、ジムもない、酒もない、デートもない、週末のイベントもない。そんな中で、ひたすら体を鍛えることに人生をかけてきた男
もちろん、ダンベルもなければ、バーベルもない(凶器になるもんね)トレーニングマシンもなにもない。そんな中で先輩の教えに従い、自重で身体を鍛えて、これを体系化させている。
自分を鍛えるだけではなく、先生となり所内で体を鍛えたい囚人をトレーニングし、カリキュラムをひたすら磨いている。
詳細の説明は他の人のブログに譲りますが、この本を読んで深く納得したことがいくつかある。
- 例えば腕立て伏せのトレーニング
難易度はステップ1から始まって10まである
ステップ1とかは、だれでもできる超安易なレベル。立ったまま、壁にもたれかかるように腕立て伏せを行う。各ステップは回数の異なる3段階別れている。この本の著者は、「絶対にステップ1から始めろ」と言っている。しかも数か月かけて、ゆっくりとステップを上げろと。
そうすることで、筋肉だけではなく関節や筋も同時に強化されていき、不可能と思われたステップ10にも到達することができると力説している。
逆に挫折するやつに限って、ステップ4くらいから無理して始める。(ステップ4は身体を半分沈める腕立て伏せ)これならできると思って、気合いでこなして、すぐにステップ5にいく、そして壁にぶつかり1か月後にはあきらめてしまう。
だそうでう。
ちなみにステップ10は片腕での腕立て伏せを100回行うレベル。これでも到達できるのだろうか?と心配になるが、彼は可能だと言い切る。
まずはステップ1から、じわじわと続けてみようと思う
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おまけ
プリズナー・トレーニングで検索したら次の本も出てきた。気になるのでこれもそのうち調べておこうと思った。(ちょっと古い本だけど)
ネルソン博士の美しく若返る―週2回、家庭でできる最新アメリカン・トレーニングプログラム
- 作者: ミリアム E.ネルソン,サラウァーニック,米村悠紀子
- 出版社/メーカー: 日之出出版
- 発売日: 1998/12/18
- メディア: 単行本
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気に入った言葉たち その7
どうして人は
キスをしたく
なるんだろう?
みうらじゅん
どうしてなんでしょうね
キスをしたくなったときに、キスがしたいと言える人ってそんなにいない
キスをできるチャンスに恵まれたときに、キスをしたいという人はいる
でも、キスをしたいなと思ったのは、そういうチャンスではなく違うタイミングが存在するはず。
バーで乾杯した瞬間だったり、話が途切れた瞬間かもしれないし
食べ物を口に放り込むのを見た瞬間だったり、笑っている最中かもしれない。
いずれにせよ、その瞬間に
あ、キスしたい
と思っても、言わないのが大人なのですが、本当にこれでいいのだろうか(笑)
気に入った言葉たち その6
未熟でいるうちは成長できる。
成熟した途端、腐敗が始まる。
レイ・クロック
マクドナルドの発展に全精力を傾けた方の言葉。どんなに成功しても慢心にならず常に改良を心がけるのは、日本人の心にも受け入れやすいのではないだろうか?
実際は、仕事も世界もわかったつもりになってて、冒険なんか絶対しなくなる人も年と共に多くなると思う。絶対そうはなりたくないものです。
フィレオフィッシュバーガーとかは、金曜日にお肉を食べないカトリック向けに作った苦肉の一品だそうで、開発にもものすごい苦労と時間がかかったそうです。そういう努力の中から出てきた言葉なのだろうなあと思う。
彼がマクドナルドのチェーン展開を決めたのは52歳の時だそうで、何歳になっても情熱を傾ける対象があるというのはうらやましい事です。
ちなみに、フィレオフィッシュバーガーのお魚は「おひょう」というエイの仲間だそうです。
だそうですというのも、聞いたのはずいぶん昔の事。確か、開高健の本に乗ってたと思う。(たぶんこれだったと思う)
オーパ、オーパ!!〈アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇〉 (集英社文庫)
- 作者: 開高健,高橋昇
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1990/11/20
- メディア: 文庫
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話はそれますが、レイクロックの事、映画になっていたってご存知ですか?
私は、この記事を書くまで(10月4日まで)全然知りませんでした。
日本ではあまり積極的に宣伝していなかったのでしょうか?それとも私が知らなかっただけかな?
今はもう、上映映画館は関東ではつくばだけのようです。DVDになったら見ようと思う。感想はまた書きます。
気に入った言葉の6番目に登場した言葉ですが、私にとっては座右の銘なのです。
気に入った言葉たち その5
君が前の彼氏としたキスの回数なんて
俺が3日でぬいてやるぜ
三代目魚武濱田成夫
詩集のタイトルになっている言葉
かっちょいい
このタイトルの詩は納められていませんが、全編こういう勢いで、書いてある
言えそうで言えない言葉
前彼を引きずっていそうな女性に恋をした男は、心の中で大体こういうことを考えているのではないかと思う。
言葉に出せないけどね。
気に入った言葉たち その4:もう一度息をつく
- もう一度息をつく
私たちは人生のネガティブな出来事をさまざまな方法で処理するうちに、レジリエンスの種まきをする。心理学者のマーティン・セリグマンは、人生が失敗や挫折にどのようにして対処するかを研究し「3つのP」が苦難からの立ち直りを妨げることを明らかにした。
すなわち
自責化:自分が悪いのだと思うこと
普遍化:あるできごとが人生のすべての側面に影響すると思う事
永続化:ある出来事の余波がいつまでも続くと思うと
である(中略)
つらいできごとが「自分ひとりのせいではない、すべてではない、ずっとではない」ことに気づけば、子どもも大人も立ち直りが早くなることを、多くの研究が示している。ネガティブなできごとを自責化、普遍化、永続化しない人は、うつになりにくく、状況によりよく対処できるのである。
シェリル・サンドバーク著 オプションBより抜粋
これを読んで、「ああ」と思った
特に日本人は自責化のわなから抜け出せない民族なのではないか?(みな自分の民族はそうだととらえるかもしれないが)と思った。
我々の多くは特定の宗教にとらわれず、特定の神をあがめずに生きている。父や母の教えに従い、盆正月には先祖の霊に頭を垂れる。(全員とは言わないが)悪いことが起きたら身を清め、自らをいさめ、膝をついて目をつぶる。そういう姿勢は自責化を生みやすいのかもしれない。
むろんそれにより物事が好転すればよいが、激しい悲しみにたいして、自責化は無用の長物であるかもしれない。