ナイフの缶詰

心は少年、身は中年。常に好奇心を持ち、全てのものに感謝しながら、気づいた事を書いていきたい。

お風呂のフタを捨ててみた

あちこち傷んでて、買い換えようかと思っていたんですが

 

あれ?フタいらなくね?

 

ってなりました。

 

妻は大反対。カビが増殖しそうって。

理詰めで説得するのはやめて、もしもカビが増えたら責任持って掃除する事を条件に

捨てましたん

 

ついでに、イスも捨てて、洗面器も捨てた。

そのほかのお風呂グッズもスッキリさせました。

 

感想

これはイイ!

超絶オススメ

 

やってよかった事

・お風呂がスッキリする。

ごちゃごちゃ感がなくなり、ホテルのお風呂みたいに思えてリラックスできます。

 

・意外と苦痛だった、フタの開け閉め

滑りやすいお風呂で腰をかがめたり、両手を使ってフタを取るのは、無くしてみるとどれだけ負担だったかがわかります。

 

・入浴剤の香りがお風呂中に行き渡る

お風呂のドアを開けるといい匂いがお風呂中から漂ってくる。フタの開け閉めもないのでお風呂に歓迎されている気がします。

 

・家族みんながサクサク入るようになる。

子供達が抵抗しなくなった気がします。みんな順番を守ってサクサク入ってくれる。

 

というわけで、かなりオススメします。

気にしていたカビは今のところ出てきておりません。

お風呂窓空けは以前より気を使って頻繁にやるようになったおかげかもしれませんが

 

少し抵抗のあった洗面器も、なくても全然困りませんね

イスも、ちょっと困るかなと思っていたのですが、そうでもなくサッと洗って湯船でくつろごうという気持ちが強まりました。

 

ではガス代は上がっているのでしょうか?

ちゃんと調べていませんが、月400-500百円のアップなら、全然構いません。スタバ一杯分でこれだけスッキリするのであれば問題ないっす。お風呂のフタ、マジでいらない。

 

おしまい

ゴッホとゴーギャン展  行ってきました。

www.g-g2016.com


『ゴッホとゴーギャン展』 上野・東京都美術館で開催中【TBS】

 

会社休んで、平日に行ってきました

全然予習しないで行ったけど、すごく楽しかった。

ゴッホって、小さいころから親の手を煩わせてばかりで、勉強もろくにできない親戚のところで働かせても全然役に立たない人だったんだってさ。今でいう多動かな?

で、絵をかいて心を落ち着かせるんだけど、見たものを忠実に書くのが彼のスタイル。弟のテオに生活を面倒見てもらいながら、南フランスで創作活動にはいる。

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これも展示してあったけど、素晴らしかったですよ。晩年のうねったような作品もいいけど、このころの心穏やかなゴッホの絵も本当に素敵です。

 

一方ゴーギャンはデフォルメして自分の心情を絵にすることこそが大切と思っている。

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絵の真ん中に書かれている女性、実は博物館で見たミイラだそうです。見たものを忠実には書かないし、そんなことに意味はないと思っている。

 

ただ、現実的なのはゴーギャン。ビジネスマンとしても成功したこともあり、いわゆる常識人。そんな彼をゴッホはラブコールで南フランスへ迎え入れ、二人の共同生活が始まった。

知らなかったんだけど、有名なひまわりの連作ありますよね。あれってゴッホがゴーギャンを迎え入れるために部屋に飾ろうと描いたものだそうです。つまりあのひまわりはゴッホにとってゴーギャンそのもの。そんな思いのこもったひまわりだったそうです。

知らなかった

 

料理をやらせると、ぐちゃぐちゃにしてしまう少年のようなゴッホと、父親役でしっかり者のゴーギャン。役割分担をして生活を始めたのですが、だんだん口論も多くなり、ゴッホの精神状態もおかしくなってくる。そして、最後はカミソリでゴーギャンに切りつけようと考えるが、それもできず、自分の耳を切り落とし、なじみの娼婦に渡すのだそうです。

ここでふと思ったんだけど、なじみの娼婦っていったいなんでしょう。

今でいうところのセフレなのかな?娼婦っていうくらいだからお金は毎回渡していたのかな?終わっても朝まで一緒にいたのかな?少し気になります。

この時代、独身男性は性欲のはけ口をこういうところに求めるしかなかったのでしょう

対するゴーギャンがどうしていたのかはよくわかりません。一緒に見に行った友達は「ゴーギャンはボーイズラブだったんじゃないの?」って語っていましたが、そうかもしれませんね。

 

何もしていない時、何をしているのか?その6 スワップインとスワップアウト

コンピュータでは、忙しくなると「スワップアウト」という処理を行います。プログラムの一部を全部ハードディスクに吐き出してメモリを確保しようという考え方です。吐き出すのがスワップアウト、もう一度戻すのがスワップイン。これを高速に繰り返すとCPUの使用率が、ガーーンと跳ね上がるのです。スワップアウトだけだったらいいのですが、すぐに引き戻されるという手続きが煩雑になる。でもメモリの空きがないからやらないといけない。無駄な作業を延々と繰り返す事になります。

人間はコンピュータと違って、本来は複数の仕事をできるようになってません。1つの事だけに専念していればいいのだけど、あれこれ悩みだすと、無理をして複数の処理を同時にこなそうとする。
ご飯を食べながら、明日の事で思い悩み、歩きながら昨日の話を思い出して反省する。

比較的簡単な動作と重たい動作を同時にこなそうとするが、何かやっているようで、集中できていないので、スワップインとアウトを繰り返す。知らないうちに脳の稼働率が上がったまま降りてこない。

悩むの事態が悪いわけではない。
ながら悩みは、ながらスマホと同じく危険なのかもしれないし
悩むのであれば時間を取ってしっかり悩んだ方がいいのかもしれない。

つづく

何もしていない時、何をしているのか? その5 ストレスについて

処理しきれないほどの問題が降ってくるとコンピュータだって動作できなくなります
CPUは何もしない時は、何もしない命令を実行していると書きました。
では、Windowsが起動して、誰も使っていない時は何もしていないのでしょうか?
っていうとそんな事ないですよね。ウイルスチェックしたり、スクリーンセーバー動かしたり、時計の時刻を変更するのもCPUの役目です。誰かがマウスをチョンってつつけばマウスのポインターの絵の位置をずらさないといけないし、ログイン画面も出さないといけない。やる事はいっぱいあります。ちょうど人間の小脳みたいなものですね。ここ止まったら、死にますから、人間は。
こういう基本的な操作が仮にCPUの30%を使っているとすると残りの70%を使ってブラウザを開いたり、メールを書いたりしているわけですね。
では70%を使い切るとどうなるか?

30%はなるべく取っておくように頑張るのですが、だんだんと遅くなってきます。
生命維持に使う分が食いつぶされる事があります。
こういう状態をコンピュータでは「ハングアップ」もしくは簡単に「ハング」って言いますが、さらにおかしい状態になると「クラッシュ」につながります。

コンピュータの事であれば、いやだなあ、しょうがないなあ、再起動でなんとかなるかなあ、買い換えるかなあ、それともクリーンインストールしてみようかなあって、考えがちですが、これが人間だとどうなりますかね?

コンピュータはクラッシュしても再起動が簡単にできるし、ハードウェアの障害でなければそのまま稼働を開始します。でも、人はそうはならない。一度壊れると、とても時間がかかるし、死んじゃうかもしれない。そう考えると、ストレスって本当に怖いのだなあって今更ながら思いました。

じゃあ、どうやって脳の稼働率を下げてあげればいいのか?
次回はコンピュータの例をヒトに当てはめて考えてみたいと思います。

ナイフ@最近更新サボりがち〜

 

何もしていないとき、何をしているのか? その4

今回は人間の脳について

僕は長い間、体の不調を「ストレス」の所為にするのは、違うんじゃないかと思っていた。本来は原因が他にあるにも関わらず、これを見つけきれない医者が気休めというか言い訳で使う言葉が「ストレスかもしれませんね」だと捉えていました。

でも、脳の稼働率が高い状態が続くと、体に悪そうという事は容易に想像できるし、こういう状態が続く事を「ストレス」と置き換えて考えてもいいと改めて思った。100に貼り付けば生命維持に必要な30%から切り崩して持ってくるかもしれない。

恋愛や失恋でも人によっては精神疾患と同じ状況になる場合もあるし、逆に悩みも少なく平安な日々を過ごしている人は脳の稼働率が普段は高くないのだろう。さらには複数の悩みが頭の中でこんがらがっている場合もあるだろう。1つ1つは大したことのない負荷でも積み重なることで結果として高負荷になる場合もあるだろう。

思い悩むこと自体が問題ではないけど、解のない問題が、堂々巡りしている状態は好ましくない。これらの鎖を断ち切らない限り稼働率は下がらないのですから。

 

最近読んだ本に書いてあったのですが、アメリカの心療内科では薬を処方するケースが減少しているそうです。理由は投与したケースと投与しなかったケースで長期にわたり観察した結果、完治にかかる期間に大きな差がないことが分かってきたからだそうです。

 

「よく眠れません」とか「動悸が激しくて」に対して薬を処方するのが正しいとは限らないという事なのでしょう。眠る事で、ある程度脳を休める事にはなるのでしょうが、根本を絶たないと意味がないのでしょう。

 

つづく